パチンコはやめたいと思っても簡単にやめられるものではないですよね。
僕も大負けするたびに「やめたい」、「もうやらない」、「引退する」と思っていましたが、なかなかやめることはできませんでした。
キャッシングやカードローンに手を出し、最終的には130万の借金ができてようやく「これはマズい」と本気でやめるために決意を固めました。
もちろんすぐにやめることはできず、最初のころはふとした瞬間にパチンコ屋に行ってしまうこともありました。
ですが今ではパチンコ屋にも3年間行っていませんし、借金も順調に返済できています。
そんな重度のパチンコ依存症だった僕がパチンコをやめるために試してみて効果があったことを教えます。
当時は「とにかくパチンコをやめなきゃ終わる!」と思っていたので片っ端から効果があると言われていることを試したので参考になると思います。
パチンコ・パチスロをやめたい、という人は一度読んで、できることからでも試してみてください。
パチンコをやめるために効果があったこと
パチンコをやめるために効果がある、と言われることは片っ端から試してみました。
その中でも効果があったな、と思った方法を僕の感想と一緒に紹介します。
パチンコ関係の写真や動画をすべて消す
パチンコ好きなら絶対にスマホの中に激熱演出や全回転、爆連したときの写真や動画が入っていると思います。
それらのパチンコ・パチスロ関連の画像や動画をすべて消してください。
大負けして「二度と行かない!」と思ってもスマホでふと昔の写真を見ていたら激熱演出の写メを見て打ちたくなる、というのはよくあることです。
しかも写真に撮っているのは勝ったときや当たるときの演出ばかりなので勝つイメージしか湧かないでしょう。
パチンコをやめるためにはパチンコを、特に勝ったときのパチンコを思い出さないようにすることが重要です。
スマホの中のパチンコ関連の画像・動画、お気に入りのパチンコ関係のサイトもすべて削除しましょう。
もちろんサイト7などの有料サイトも退会しましょう。お金の無駄です。
現金を持たないようにする
そもそも現金を持たなければ打ちたくても打てません。
今の時代、現金がなくてもクレジットカードと電子マネーがあればほとんどの場所で不自由はありません。
財布の中にはジュース代くらいの小銭と電子マネー機能付きクレジットカードを1枚だけ入れておくようにしましょう。
札は1000円でも入れてはいけません。1000円あれば甘デジ、1パチ、5スロ、ジャグラーと「打てる」という誘惑に負けてしまいます。
実際、僕は「いざというときのために」という名目で財布に入れていた3000円で禁パチ5日目にして甘デジを打って溶かしたことがあります。
パチンコ依存症だと「お金がないから打つのはやめておこう」じゃなくて「お金がないから今日は甘デジにしよう」という思考になるので札は絶対に入れてはダメです。
キャッシュカードも財布に入れてはダメです。コンビニのATMでお金をおろせばパチンコに行けるという気持ちが絶対にちらつきます。家に置いておきましょう。
一度帰宅しないとパチンコに行けないという状況を作るのが大事です。
お金を物に変える
現金を持たないようにしても休みの日は現金を持ち出しパチンコに行ってしまう、という人は使える現金を減らしてしまいましょう。
欲しいものを買いまくるんです。
おいしい食べ物でもいい、やってみたかったゲーム機でもいい、旅行を予約するのもいいです。
とにかく使える現金を減らしましょう。
「PS4買うのに3万円か・・・でもパチンコ屋なら1時間で消えるし買ってみるか」
という感じで、高いなと思っていた物もパチンコ屋の思考で買えば安く感じます。
モノに変えておけば最悪お金に困ったら売れますし、パチンコに使えるお金を減らせるので一石二鳥です。
実際に僕が買ったおすすめのものをまとめてみました。
趣味を持つ
使える現金を減らして、仕事終わりにパチンコ屋に行かずに帰るようにしても家ですることがないと「暇だから」という理由でパチンコ屋に行ってしまいます。
僕を含めたパチンコ依存症の大半はパチンコ以外にやりたいことがないんです。
家で「暇だ」と思う時間を失くすように趣味を持ちましょう。
趣味はなんでもいいです。
ゲーム・映画・アニメ・釣り・筋トレ・登山・絵を描く・読書・ライブに行く・旅行・サーフィン・食べ歩き
1日で数万、下手すると数十万円消えるパチンコに比べれば、ほとんどの趣味が格安で始められます。
ギャンブルの射幸性の代用になるスマホゲームもおすすめですね。
基本プレイは無料のものが多く、どこでも手軽にできて時間も潰せるので「暇だ」と思ったらスマホゲームをプレイする癖をつけるといいでしょう。
僕はパチンコにハマってから離れてしまっていたアニメやゲームを再開しました。
ゲーム機を買って昔ハマってたシリーズの新作をプレイしたり、アニメはVODサービスに加入して家にこもってパチンコの原作など気になっていた作品を一気見しました。グレンラガンおもしろい。
昔ハマっていた趣味、気になっていたことを騙されたと思って始めてみるといいでしょう。
仕事を増やす
「は? なんで働かなきゃならないんだよ」と思ったかもしれませんが、実は仕事を増やすのは効率がいい禁パチ方法なんです。
遅くまで残業することでパチンコ屋が開いている時間に帰れないので絶対にパチンコを打てません。
趣味を持って暇な時間を減らす方法の上位版ですね。強制的、かつ確実に時間を減らせます。
さらに残業をすれば給料も増えるのでいいことづくめです。
残業代が出ない人は転職かダブルワークがおすすめですね。
ダブルワークするならパチンコ屋のバイトをやってみるといいですよ。
僕も一度経験しましたが、働かく側に回ることでパチンコ屋の客がいかに負けてるかわかりますし、店員への態度を改めるきっかけにもなります。
あと時給がめちゃめちゃいいです。地方とかだとコンビニバイトの倍くらいもらえたりするのでお金的にもおすすめです。
よく「腰が痛くなる」とか言われますけど最近はパーソナルシステムを導入してる店が多いので腰痛とは無縁です。むしろ打ってるほうが痛めるレベル。
ただし重度の依存症の場合は出てる台が気になりすぎて仕事にならなかったりするので借金もない軽度の依存症の人向けの方法です。
重度の依存症の場合はパチンコ屋から完全に引き離す必要があるのでパチンコ屋のバイトはおすすめできません。
恋人を作る
現在恋人がいない人限定ですが、彼女・彼氏を作るために行動することでパチンコに行く時間を減らせます。
例え恋人ができなくてもそのために行動することでパチンコに行く時間は減らせますし、今後のための経験になります。
恋人を作るためには出会いが必要です。
合コン・相席屋・ナンパ・婚活サイトなどなど方法はたくさんありますが、個人的におすすめは婚活サイトですね。
合コンや相席屋は一緒に行ってくれる友人が必要ですが、婚活サイトは家や通勤中にスマホで相手を探せます。
本気でやれば毎週2人以上と予定を組むことも難しくありません。
最近の婚活サイトは18歳から使用できてしかも合法というとんでもないサービスなので、ぜひ一度使ってみてほしいですね。
生々しいことを言えばギャンブル欲という強烈な欲求に対抗するには性欲、ということです。
収支をつける
パチンコ屋に行ったら必ず収支をつける癖をつけましょう。
「投資額」「回収額」「差額」「パチンコ屋にいた時間」の4つを書きましょう。
これをすることでパチンコでいくら負けているかがはっきりわかります。「トータルでは勝ってる」という言い訳も通用しません。
日で見れば勝っていう日もあると思いますが、1ヵ月、3か月と長い目で見れば負けが積み重なっていることがわかります。
さらに自分がどれだけの時間パチンコに費やしているかもわかります。
実際つけてみるとわかるんですが月150時間、28万円負けという数字を見たときは信じられませんでした。
収支をつけていないと負けた金額は少なく、勝った金額は多く覚えてしまうので数字をしっかりつけて自覚することが重要です。
パチンコをやめてよかったと思ったこと
お金が貯まるようになった
一番大きいのはこれですね。
パチンコを打っていたころは毎月のように口座が空になるまで打ち、キャッシングで借金を増やしていました。
ですが、パチンコをやめて3年経った今では借金も返し終わり、パチンコをやめる前はまったくできなかった貯金も少しづつですができるようになりました。
趣味や外出でお金は使いますが、パチンコと違って形に残るものだったり新しい体験ができるので使った後に後悔することもありません。
冷静に考えて2時間かからずに3万円が消えるって頭おかしいですからね・・・
パチンコを打ってるときは金銭感覚がぶっ壊れてたんだなあ、と改めて思います。
肩こり腰痛が軽くなった
パチンコにハマり始めて数年、慢性的な肩こりと腰痛に悩まされていました。
平日は3~4時間、土日は10時間以上パチンコ屋のしょぼい椅子に座っていたのだから当然ですよね。
ですが、パチンコをやめて家で筋トレとストレッチをするようにしたところ劇的に改善しました。
肩こりや腰痛が常にあるとパチンコのストレスも重なってイライラすることが増えますからね。
地味ですが嬉しいことでした。
精神的に落ち着いた
パチンコを打っているころは負けて帰れば家でも負けを思い出してイライラして、明日どうやって取り返そうかを延々と考えていました。
ですが、パチンコをやめてからは無駄にイライラしたり、落ち着かなくなったりということがなくなりました。
なにか欲しいものを買うとき、誰かと約束をするときもパチンコの熱い日や軍資金のことを考えてしまったりしません。
お金と時間に余裕ができたことで無駄に心配することがなくなって心に余裕ができました。
パチンコをやめる方法まとめ
こんなこと試してもやめれるわけがない、と思うかもしれません。パチンコをやめるということはそれだけ難しいことです。
ですが、僕はこれらのことを本気で試してみて、時間はかかりましたがパチンコをやめることができました。
本気で、というのが重要です。一つ一つのことを「ちょっとくらいいか」という考えを持たずやり抜く気持ちを持ちましょう。
パチンコ依存症は心の病です。治すには心を強くするしかありません。
ここで紹介した方法を一つずつでもいいので本気で試してみてください。
きっとあなたもパチンコをやめることができるはずです。
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